もう一つの今年のトピックスを挙げるとすれば，色々な人とのつながりが出来たこと．
1月にはモウズイカさんの東京での講演会があり，10月には水戸市植物公園で西川先生にお会いしたりした．
私は元来，人と会うのが苦手な方である．簡単に言うと，会うのがおっくうなのである．しかし，今までネットでしか付き合いが無かった人たちに会ってみるもの良いものだと思った．実物に会うとまた印象も親近感も変わるものである．
そして海外からは，最近になって色々な国の人からメールが来るようになった．このWebサイトは，外見はほとんど変化は無いが，今年の前半からGoogleの検索に掛かりやすいように中身を少し改良した．そのせいもあったかもしれない．あるいは，サルビアのメーリングリストというのがあって，そこで「このサルビアの写真はここにある」というように自分のホームページが紹介されたことがあったからかもしれない．いずれにしても，これは新たな広がりである．
有り難いことに，メールをくれた人の中にはホームページの内容について指摘をくれる人もいた．日本語のページなのでもちろん文章は読めないのだが，学名が間違っているなどの指摘である．
その中でも一番の驚きは，Salvia oppositiflora がSalvia tubiflora という名前に変わっていたこと．最近，基準標本との比較がJames Comptonなどによって改めてなされ，もともと流通していたoppositiflora はtubiflora であるということになった．RHSのドキュメントでもそのように書いてあったから間違いないだろう．こういう情報はなかなか触れることが出来ないのでとても有益だ．
写真：
(上) サルビア・インウォルクラータ，Salvia involucrata (2004-11-06)
(下) サルビア・グアラニティカ・アルゼンチンスカイ，Salvia guaranitica ‘Argentine Skies’(2004-10-18)
サルビア・ミクロフィラ・ホットリップス
Salvia microphylla ‘Hot Lips’
夏は赤一色だったが晩秋にはバイカラーに (2004-12-04)
サルビア・リシオイデス
Salvia lycioides
今年はたくさん花を咲かせてくれた (2004-10-29)
サルビア・プルゼワルスキー
Salvia przewalskii
春に種播きした．花壇で冬越し準備 (2004-12-04)
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