Salvia yunnanensis
サルビア・ユンナネンシス

原産地は中国の貴州省(Guizhou), 四川省(Sichuan) および雲南省(Yunnan) だそうです．種小名はもちろん地名から来ており，中国語では「云南鼠尾草(yun nan shu wei cao)」といいます．

葉の色は濃い緑，表面はごわごわした感じで毛が生えています．葉柄(petiole) はSalvia hians と比較すると短く，ここにも毛が生えています．花が咲く少し前までは，ほどんどの葉が地面付近にありましたが，冬季は葉は枯れていました．

花序(inflorescence) は四方に伸びて，それぞれに花を付けるので，同時に咲いている花は多かったです．花筒(corolla tube) の色は紫で，下唇部(lower lip) は薄い黄色に小さな紫の点状の模様が多数存在します．花筒の入り口にある退化した葯(anther) は，輝くような水色をしており，下唇部の模様と合わせてとても特徴的でした．

耐寒性は問題ありませんでしたが，開花後，いつの間にか葉が枯れてしまいました．耐暑性は弱いと思います．

栽培記録
2004年冬 苗購入 (from 安西さん)
2006年春 開花