Salvia tingitana
サルビア・ティンギタナ

このサルビアの一番の特徴は香りで，非常に強い独特の香りを持っています．しわの多い大きなライムグリーンの葉にちょっと触っただけで，良い香りが手に移ります．

"The New Book of Salvias"によれば，種小名のtingitana は，モーリタニアにあるTingiという町の名前から来ているそうですが，実際にはそこから採取されたことはないそうです．

2年目にして花がたった1輪だけ咲き，3年目からは多く咲くようになりました．Seed Huntのリストにある説明通り，"soft yellow and light lilac"の可愛らしい，淡い色の２色の花です．

耐寒性はそれほどでも無いので，いきなり地植えにせず鉢で育て，冬は屋外の無加温ビニール室で越しました．時々，芋虫がついて葉を食い散らかしていることがあります．虫が好きそうなソフトな厚みのある葉です．

栽培記録
2001年夏 苗を頂き，鉢植えで育てる (from むむむさん)
2002年春 花一つだけ開花
2003年春 立派に開花
2004年春 花壇植えに

参考
耐寒性：-6℃，"The New Book of Salvias"より．