Salvia roemeriana (Cedar sage)
サルビア・ロエメリアナ

秋播きで育った苗を頂いて育てました．頂いた方からの情報では，こぼれ種からでもよく増えるそうです．

花の色は真っ赤に近いです．花筒の上側が湾曲しているのが特徴的です．多くのサルビアは葯隔の一方に花粉を付ける半葯(theca)を持ち，もう一方に花粉を付けない退化した半葯を持ちますが，Salvia roemeriana は奥側の半葯は退化しておらず，花粉を付けます．また，葉の形はややボテボテっとした感じの丸みのある形で，これもユニークです．

このサルビアは，原産地では森林地帯で生育していたそうで，半日陰の環境が適しているそうです．耐寒性は，屋外で苗を管理した経験からだけですが，本に書いてあるほど強くないと感じました．小さなサルビアなので，鉢植えで育てましたが，残念ながら途中で元気がなくなり枯れてしまいました．

なお，このサルビアは，2006年春に宿根サルビア‘ホットトランペット’という名で販売されていました．

栽培記録
2001年秋 苗を頂き，鉢植えで育てる (from BAYさん)
2002年夏 開花，その後枯れる

参考
耐寒性：-12℃，"A Book of Salvias"より．