Salvia ringens
サルビア・リンゲンス

バルカン半島(Balkan Peninsula)南部および東部が原産のサルビアです．ゼウスなど神々が宿るオリンポス山周辺(ギリシャ)にも多く分布すると"The New Book of Salvias"にありました．

葉は羽状複葉(pinnate leaves)でやや濃い緑をしています．種まきしてからずっと背が低いままでしたが，春に茎を長く伸ばし開花しました．このような性質はSalvia candelabrum に似ています．花壇植えの場合，1m以上にも伸びます．

種小名のringensの意味は，花の形から来ており，「口をぱっくり開けた」「歯を剥いている」というような意味です．

以前庭植えにしたときに，冬の間にかなり葉が傷んだので耐寒性はあまり強くないと思ったのですが，本によれば-10℃の耐寒性だそうです．もう少し調べてみようと思います．

栽培記録
2002年春 頂いた種をまく (from むむむさん)
2005年春 鉢植えで開花
2007年春 再度，花壇植えに

参考
耐寒性：-10℃，"SALVIAS" Christine Yeo より．