Salvia patens (Gentian sage)
サルビア・パテンス

スカイブルー，空色の青い花が咲くサルビアです．花のサイズがとても大きく，数あるサルビアの花の中でも，この花をイチ押しする人は多いのではないかと思います．

サルビア・パテンスの英名の「ゲンチアン」(gentian，あるいはゲンチアナ gentianaとも云う)ですが，植物のリンドウの事で，ゲンチアン・ブルーというと，やや暗めのブルーではないかと思います．

また，Christine Yeoの"SALVIAS II" の冒頭で言及されていますが，このサルビアは，Salvia patens ‘Oxford Blue’(オックスフォードブルー)と呼ばれることもあるようです．

花は完全に開いてから，せいぜい1〜2日しか美しい状態を保ってくれません．雨などで，少しでも水にぬれると花が傷みます．一つの枝に花はそれほどたくさんは付きませんが，株がしっかりしていれば，枝が多く伸びて次々と花が咲いてきます．

サルビア・パテンスは，暑さに弱く，夏は少し日陰で涼しくした方が良いです．また，冬季は花壇では地上部はすっかり枯れて，地下部の多肉根で越冬するそうです．管理面から考えると，鉢で育てた方が良いのではと思います．

二度目に‘Regal Blue’ という品種を種から育てた時は，冬季は屋外の無加温のビニール室で，葉が株元に残った状態で管理しました．

栽培記録
2002年春 日野春ハーブガーデンから苗購入
2002年夏 開花
2014年春 頂いた種をまく (from めめさん)
2015年春 開花

参考
耐寒性：-6℃，"The New Book of Salvias"より．