Salvia macellaria
サルビア・マセラリア

メキシコのサン・ルイス・ポトシ州(San Luis Potosi) 原産のサルビアです．

春の早い時期から花を咲かせ始めました．根元から枝分かれして細い茎をたくさん伸ばして，とても綺麗な花を咲かせます．花の形はSalvia greggii などに似ています．ガクと花茎の色は写真ではかなり黒っぽいですが，次の年に別の場所で咲かせたらもっと薄い色になりました．日照などの条件で変わるようです．

葉は長さ3.0cm以下で，明るい緑色をしており，擦ると強い香りがします．形状は楕円形(elliptic) で細葉，先端は鋭っています．Salvia greggii と同様に花冠内の基部付近の突起物は無く，外から下部を見ても陥入はありませんでした．

最初は鉢で育てていましたが，耐寒性が強そうなので，その後は花壇で育てています．冬越しは特に問題ありませんでした．

このサルビアは当初学名が分からずSalvia muelleri としていましたが，Christian Froissart著 "La Connaissance des Sauges" を参照し，Salvia macellaria としました．Carl Clawson Epling (1894-1968) によれば，Salvia greggii と Salvia chamaedryoides の自然交雑種である可能性が高いとのことです．

栽培記録
2006年秋 水戸市植物公園で開花株購入
2007年秋 花壇植えに