Salvia microphylla var. wislizenii (Little leaf sage)
レモンセージ

このサルビアは，元々はSalvia lemmonii と呼ばれていたそうですが，地理的に発見場所の異なる他のいくつかの種と統合され，Salvia microphylla の一変種(var.と記す)となりました．レモンセージなどとも呼ばれていますが，レモンの香りがする訳ではなく，John Gill Lemmonという植物学者の名前を取って付けられたそうです．

また，Little leaf sageという英名もあるのですが，これはその名の通り，葉が小さいという特徴から来ています．長さ1.3cm超えることはほとんど無い，と本に書いてありましたが，ここにあるのは葉が長さ2.5cm以下とそんなに小さくありません．形状は非常に特徴のあるハートの様な三角形(deltoid) あるいは卵形(ovate) で，先端は鋭っており，葉の縁はきざきざしています．花冠内の基部付近に一対の突起物がありました．

花の色は，フクシアピンク(fuchsia-pink)，マゼンタなどと表現される色で，なかなか美しいです．

栽培記録
2001年春 日野春ハーブガーデンから苗購入
2014年春 冬越し出来ず枯れてしまった

参考
耐寒性：-12℃，"A Book of Salvias"より．