Salvia lanigera
サルビア・ラニゲラ

このサルビアは，エジプト，サウジアラビア，イラン，イラク，南トルコまでの広い範囲に分布しています．種小名lanigeraの由来は「羊毛のような」という意味から来ています．その通り，ガクの周囲にはたくさん毛が生えています．葉の形も変わっていて，細く魚の背骨のような感じです．

種を頂いた方によれば，花を見ないまま種を付けたそうで，私もそうでした．閉鎖花になることが多いようです．どんな花なのか，「世界のワイルドフラワー，1 地中海ヨーロッパ/アフリカ；マダガスカル編」(監修 大場秀章，写真 富山稔，出版 学研)の写真で確認しましたが，バイオレット色の非常に美しい花でした．

開花は非常に早く，植え付け前のポット苗の状態で早春に蕾を付けてしまいました．閉鎖花から種は採れましたが，残念ながらその後しばらくして枯れてしまいました．一年草として扱われる場合もあるようです．

栽培記録
2001年秋 頂いた種をまく (from Yukinoさん)
2002年春 開花