Salvia japonica
アキノタムラソウ

各地の低山や丘陵の林のへりや草地に生えるサルビアです．日本では本州，四国，九州，そして沖縄まで分布するそうです．

タムラソウと名の付くサルビアは，この他にもハルノタムラソウ，ナツノタムラソウなどがありますが，アキノタムラソウがもっとも一般的に見られるのではと思います．種は東京都内で採取されたものです．

葉はハルノタムラソウ，ナツノタムラソウと同様に羽状複葉(pinnate leaf)．花はナツノタムラソウと似ていますが，ナツノタムラソウのおしべが花冠から長く突き出るのに対して，アキノタムラソウのおしべは花冠からわずかに出て，だんだんと下側に曲がっていく点が異なります．その他，花を分解する必要がありますが，花冠内面の毛環の位置や葯隔の形状から区別することが出来ます．

鉢で１年育てた後，花壇に植えました．葉が一気に茂って夏に開花しました．

栽培記録
2006年春 頂いた種をまく (from Plumさん)
2007年夏 開花