Salvia iodantha
サルビア・イオダンタ

メキシコ中部の山中では広く一般的に見られるサルビアだそうで，標高800-3,200mの地域に分布するそうです．

シクラメンパープル(cyclamen-purple) と"The New Book of Salvias"で表現される花色は美しく，たくさんの花が密になって咲くのでとても目を引きます．

開花は11月ごろに始まります．最初に育てたときは，蕾が付いた時期が11月の終わり頃で遅く，残念ながら花が開く直前で霜に当たってだめになってしまいました．二回目は日当たりの良い場所に植えたのが良かったのか，うまく咲きました．

生育は大変旺盛で，気温が上がってくるとぐんぐん成長してゆき，背丈は2.5mは軽く越えていたと思います．枝は上ばかりではなく，枝分かれして横にも伸びて行きます．多少枝を整理したとしても，花壇でも相当な場所を取るので，広いお庭向きです．鉢でも育ててみましたが，大きくなり過ぎるし，水切れしやすいので，不向きと思います．

耐寒性は弱く，零下に落ちると真っ先に葉が傷んで枯れてきました．屋外での冬越しは難しいので，挿し芽を取って冬越しするのが良いと思います．挿し芽は容易です．

なお，日野春ハーブガーデンによれば，このサルビアは1999年にSouthwestern Native Seedsから導入したものだそうです．

栽培記録
2001年春 日野春ハーブガーデンから苗入手
2001年秋 開花寸前で寒さにやられる
2008年春 挿し芽苗を頂き，花壇と鉢植えで育てる (from めめさん)
2008年秋 開花