Salvia ‘Indigo Spires’
サルビア・インディゴスパイヤー

Salvia ‘Indigo Spires’ は，園芸家のJohn MacGregor がHuntington Botanical Garden で見つけたもので，Salvia farinacea とSalvia longispicata の近くにあったことから，それらの交雑と考えられています．1979年に導入されました．日本ではラベンダーセージの別名が付いています．

成長が速く，ぐんぐんと上にも横にも伸びて行きますので，初夏の花を楽しんだ後は，思い切って枝を切り戻すのも良いかと思います．あまり伸びていると，台風などの後に一気に倒れ込むことがありました．

このサルビアは種を付けない様です．株分けする場合，掘り上げてスコップなどでパカっと分離すると良いと思います．

ラベンダーセージの冬越しは，根元をほんの軽く腐葉土などでマルチングしています．春になって緑の葉が見え始め，霜の心配が無くなってからマルチングを外すと良いです．昨年成長した地上部はすっかり枯れているので，成長前に地際まで切り戻すと良いと思います．

一度，晩秋に深く切り戻しをしたら，太い切り口から蒸発する水分で，ある朝に氷のオブジェが出来ていました．これは，地下部にダメージを与えそうな気もするので，秋には軽く枯れた枝を切っておく程度が良いかと思います．

"A Book of Salvias"では，-4℃という耐寒性が書いてありましたが，-12℃までも大丈夫だったという記述もあります．実際，寒さにはかなり強い方だと思います．

栽培記録
1998年春 近所の園芸店で開花鉢を購入

参考
耐寒性：-4℃，"A Book of Salvias"より．