Salvia glutinosa (Jupitar's distaff)
サルビア・グルティノーサ

サルビア・グルティノーサ(グルチノーサ)は，その昔はワインの香り付けにも使われたハーブとの事で，上品な良い香りがするサルビアです．

初夏に一度咲いて，茎を切り戻しておくと秋に再び咲きます．どちらかと言うと横方向に伸びて，地面に接した茎から根を張って行きます．開花の頃，花や茎に小さい羽虫がたくさんくっついていることがあります．触ってみるとよく分かりますが，表面がベトベトしていて，虫が止まると脱出不可能になります．ちなみに，glutinosa はラテン語で「粘り気のある」という意味です．

"A Book of Salvias" では日陰を好むと記されていますが，日当たりの良い場所でも育ちます．ただ，やや湿った土が好みです．

耐寒性は強く，冬は地上部の葉は枯れますが，茎や根元にいかにも寒さに強そうな芽を残したまま冬越しします．

栽培記録
1998年秋 Seed Guildから種購入，種まき
1999年春 花壇に定植
1999年秋 開花

参考
耐寒性：-18℃以下，"A Book of Salvias"より．