Salvia fulgens (Cardinal sage)
サルビア・フルゲンス

カージナルセージ(カーディナルセージ) は，パイナップルセージ(Salvia elegans) に近い種です．Salvia gesneriiflora にも似ていますが，開花時期が異なることと，カージナルセージはSalvia microphylla と同じように花冠内の基部付近に一対の突起物があるということで区別出来ます．

花の色は，cardinalの名の通り深紅．花は大きさはパイナップルセージよりも大きくてしっかりしています．花の上側が毛に覆われ，これが水分を捉えて朝陽に輝く様であることが，種小名fulgens (きらきら輝くという意味)の由来になっているそうです．

開花は10月から霜の降りる12月まで．家屋の南側で鉢で育てたところ，かなり遅くまで咲き続けました．耐寒性は比較的強く，地植えで屋外で冬越しが可能でした．

なお，このサルビアの種は原産地メキシコのプエブラ(Puebla) の南西部で採取したものです．

栽培記録
2007年春 頂いた種をまく (from Christian Froissart)
2007年秋 開花
2008年春 花壇植えに
2011年冬 残念ながら枯れてしまった

参考
耐寒性：-7℃，"The New Book of Salvias"より．