Salvia forsskaolii
サルビア・フォルスカオリ

サルビア・フォルスカオリ(フォルスカオレイ)の花は，他のサルビアと比べるとかなり個性的です．花の上側はおおきく上方に突き出しており，下側は紫と白で面白い模様を作っています．

春頃は，地面付近でなんとも大きな葉(20cm以上もある)たくわえています．初夏になると花穂が上がってきて，大きな花を咲かせます．切り戻しするとまた咲きます．

このサルビアの種小名ですが，スウェーデンの探検家／科学者Peter Forsskål (1732-1763)にちなんで付けられています．

forskahlii，forskaohlei，forsskaolii など，複数のスペルが使われていますが，"The New Book of Salvias"で使われているforsskaolii が正しいようです．国際植物命名規約 (Div.II, Chapt.VII, Sect.1, Art.60.6, およびRec.60C.1(b) 参照)によれば，å はaoに変換，語尾が-er以外の子音で終わる男性の人名を所有格化する場合にはiiを付け加えるルールだそうです．

栽培記録
2001年春 おぎはら植物園から苗購入
2001年夏 開花
2014年春 頂いた種をまく (from Annette Wright)
2015年夏 開花

参考
耐寒性：-18℃以下，"The New Book of Salvias"より．