Salvia farinacea (Mealy sage)
サルビア・ファリナセア

サルビア・ファリナセア(ファリナケアとも読む)は，春先からごく一般的な園芸店で「ブルーサルビア」「宿根サルビア」という名称で売っている品種です．サルビアとしては，私が最初に購入したのがこのサルビアです．初夏に植え付けて，ほぼずっと咲いていましたが，10月頃になって，花の色がとても冴え渡った青紫色に変わっていった事にとても新鮮な感動を覚えました．

毎年そうなのですが，春先に苗を購入してプランターなどで玄関先を飾っています．晩秋に花がほぼ終わった段階で，切り戻して庭の片隅に植えてます．耐寒性があまり無いので，本当は防寒などをして大事にするべきなんでしょうが，次の年も気軽に入手出来ると思って適当に植えてます．

そうやって地植えにしたものは，春も終わりに近くなってやっと生育を開始し，夏から秋にかけて開花します．プランター植えの時みたいに肥料は投入しないし，切り戻しなどのケアもあまりしないので，さほど花付きは良くなかったです．でも，宿根草としてたくましく立派に育った姿っていうのも良いものです．地植えだと結構大きくなります．1m近くになったものもありました．

サルビア・ファリナセアの園芸品種はいろいろあります．花，ガク，花軸が全部パープルブルーの‘Victoria’(ビクトリア，もしくはビクトリアブルー)，それらが全部白灰色の‘Cirrus’(シラス)，ガク，花軸が白くて，花がブルーの‘Strata’(ストラータ)などです．白いfarinaceaの場合，もはや「ブルーサルビア」ではないですね．

栽培記録
1997年春 近所の園芸店で購入

参考
耐寒性：-4℃，"A Book of Salvias"より．