Salvia cuspidata ssp. gilliesii
サルビア・クスピダタ・ギリエシ

種まきをして育てました．明るい先の尖った三角形の葉が特徴的です．cuspidata とは「先の尖った」という意味です．

原産地はアンデス山脈(Cordillera de los Andes) の500 - 3500mの高地だそうです．原産地では3mにもなるそうですが，小さな鉢で育てたせいか1年目は数10cm止まりでした．真っ直ぐな茎が上に伸びてゆきます．最初の冬は玄関の中に取り込んで冬越しをしましたが，途中で蕾が出てきて開花しました．

耐寒性は正確には不明ですが，"The New Book of Salvias"では-6℃くらいは持つのではないかと記述がありましので，まずまずと思います．2年目からは花壇に植えて，冬季は落葉しましたが5月になってやっと新しい芽が枝から出てきました．

このサルビアは当初Salvia gilliesii としていましたが，文献(J.R.I.Wood. 2007. The Salvia (Lamiaceae) of Bolivia. Kew Bulletin 62(2): 177-222.) によって，Salvia cuspidata の亜種に変更しました．

栽培記録
2006年春 頂いた種をまく (from Robin Middleton)
2007年冬 開花 (室内)
2008年春 花壇植えに
2011年冬 残念ながら枯れてしまった