Salvia chamaedryoides (Germander sage)
ジャーマンダーセージ

ジャーマンダーセージの特徴は，少し丸みを帯びた灰色の葉です．特に，出始めの小さい葉は，コロっとした感じでとても印象的でした．

花は，小さいながらも青，とてもきれいです．メキシコ原産の青花のサルビアというと，Salvia guaranitica やSalvia patens などの大きな花を思い浮かべますが，こういう小さい青花もまた良いものです．

植え付け直後から，どんどん茎が伸びてきて横に広がってきました．あまり上の方へは伸びません．高さはせいぜい30〜40cmくらいだと思います．Salvia blepharophylla やSalvia uliginosa と同様にランナーで伸びてゆく性質がありますが，迷惑になる様な茂り方はしません．

耐寒性は強く，庭植えで冬越しして，冬の間ずっと葉が残っていました．2年目からは枝数が増えているので花もなかなか立派に咲いています．

なお，ジャーマンダーセージの種小名の読み方は難しいですが，たぶん「カマエドリオイデス」です．chはカキクケコの発音．drはdの後にoを入れたように発音．-oidesは「〜のようだ」という接尾語でオイデスと読むそうです．外見がTeucrium chamaedrys(ウォールジャーマンダー)に似ているらしいけど，そう見えますか？

栽培記録
2001年春 日野春ハーブガーデンから苗購入，花壇に植え付け
2001年夏 開花

参考
耐寒性：-12℃，"A Book of Salvias"より．