Salvia caymanensis
サルビア・ケイマネンシス

サルビアサミットのときに頂いた種から育てました．とても小さい水色の花を咲かせます．

カリブ海のキューバの南に浮かぶイギリス領ケイマン諸島(Cayman Islands ) が原産のサルビアです．ケイマン諸島は，1503年のコロンブスの4回目の航海，最後のコロンブスの最後の航海になりますが，その時に発見されたそうで，当時は海亀やワニのたくさんいる無人島でした．現在はスキューバダイビングの名所として有名です．

Salvia caymanensis の原記載は"Field Columb. Mus., Bot. Ser. ser. 2: 94. 1900" であり，100年以上前に見つかっているものですが，30年以上前に絶滅したのではと思われていました．2007年に，種の保存のためのダーウィン・イニシアティブ(Darwin Initiative ) の助成のもと，ケイマン諸島の環境省が調査をして，再発見されたそうです．

種をいただいた方によれば，短命な宿根草(short-lived perennial ) だそうです．耐寒性は不明ですが，強く無いと思われます．

栽培記録
2009年春 頂いた種をまく (from Scott Zona)
2009年夏 開花