Salvia candelabrum
サルビア・カンデラブルム

葉には非常に強い香りがあります．

原産はスペインで，ざらざらとした葉の質感などはコモンセージ(Salvia officinalis )に似ています．しかし，コモンセージより，もっとクセのある香りで，枝分かれもあまりしません．花序が伸びてくる前の時点で1mくらいになってましたが，初夏になると細い花序がどんどん伸びてきて背丈よりも高くなりました．

花は非常に大きく，形は違いますが，Salvia forskaohlei の色の組み合わせを思い出します．サルビアは，花柄(pedicel)がとても短いものが多いですが，このサルビアは種小名candelabrum(枝付き燭台)の由来にふさわしく，花柄が長く伸びて，まさに燭台のような形になっています．

種を播いてから，開花までは随分時間がかかりました． あと少しで咲くぞという時に，虫に花序を食われて，ポキっと折れてしまってショックでしたが，横から出た枝からきれいに花を咲かせてくれました．

耐寒性は，コモンセージに比べて相対的にやや弱いようですが，SeedhuntのカタログでZone 7であり，-18℃くらいまで耐えられることになります．下葉が枯れやすいので，風通しや水はけに気をつけると良いと思います．

栽培記録
2001年春 頂いた種をまく (from Bayさん)
2003年夏 開花