Salvia cacaliifolia
サルビア・カカリフォリア

サルビア・カカリフォリア(カカリアセージ)はメキシコなど中米原産のサルビアです．茎は横方向に広がる感じで伸びて行きます．葉は，他のサルビアにはあまり見られない矢印の先の形の様な三角形です．サルビアの中では小数派に属すると思いますが，日向よりやや日陰を好むサルビアとあります．

青い色をした花は，丸い感じのつぼみが可愛らしいですが，完全に開花した直後に落ちてしまう事が多く，なかなか良いタイミングで写真が撮れません．一度にあまり多くは咲かないようです．

最初に育てた時は，春の早い時期に植え付けをしたのですが，植え付け後に寒波が来て，葉っぱがほとんど茶色くなって，苗が大きなダメージを受けました．2013年に育てたときは鉢植えにしました．

"The New Book of Salvias"では，保護をすれば-7℃の耐寒性ということですが，そこまで強く無いように思います．西川綾子さん著「サルビア」では，カカリアセージは「耐寒性／弱」で，「強い霜が降りる場所では，冬越しは不可能」とありました．

なお，種小名に関しては，cacaliifolia とcacaliaefolia の両方が使われていますが，"The New Book of Salvias"と同じcacaliifolia としました．「Cacaliaのような葉」という意味ではcacaliifoliaが正しいそうです．

栽培記録
2000年春 日野春ハーブガーデンから苗購入
2001年春 おぎはら植物園から苗購入
2001年夏 開花
2013年春 苗を頂き，鉢植えで育てる (from めめさん)
2013年夏 開花
2015年春 冬越し出来ず枯れてしまった

参考
耐寒性：-7℃，"The New Book of Salvias"より．