Salvia atrocyanea
サルビア・アトロシアネア

大変珍しい形をしたサルビアです．密になった花序，大きめのガク(calyx)，それに苞葉(bracts) が組み合わさって，独特の形をしています．

種小名のatrocyanea のatro- は接頭語で「暗黒の」，cyanea は「暗藍色」を意味します．それほど濃い色ではありませんが，花の色を示しているのだと思います．

南米ボリビアが主な原産地で寒さにはあまり強くなさそうに思えますが，最初に種まきした時は，冬は屋外の花壇でマルチングして，ゴールデンウィークの頃に復活しました．2回目に育てたときも，鉢で屋外で冬越して，春に地面から新芽が戻ってきました．一方で高温多湿にやや弱いようで，夏ごろから葉の色が変色して張りがなくなります．半日陰で夏越しした方が良いと思います．

栽培記録
2004年春 Seedhuntから種購入，種まき
2005年夏 冬越ししたが，いつの間にか枯れた
2008年春 頂いた種をまく (from Annette Wright)
2008年秋 開花
2015年春 冬越し出来ず枯れてしまった

参考
耐寒性：-6℃，"SALVIAS" Christine Yeo より．