Salvia ‘Anthony Parker’
サルビア・アンソニーパーカー

サルビア・アンソニーパーカーは，サルビア・レウカンサ‘ミッドナイト’(Salvia leucantha ‘Midnight’)とパイナップルセージ(Salvia elegans )との交配によって，1990年代中頃に生まれた品種です．サウスカロライナ州のFrances Parkerという人により作られたそうで，Anthonyというのは彼女の孫の名前だそうです．

葉は，サルビア・レウカンサの葉をやや幅広にしたような感じです．花は，形としてはレウカンサに近いですが，レウカンサにあるようなビロードのような毛は少ないです．色は，濃い紫で，ガクは更に濃い色です．色や大きさからして花序はラベンダーセージに似ています．

両方の親と同様，植え付け後の成長は早く，レウカンサよりも枝分かれ多く育ちました．背の高さは1mほどでしたが，横方向にも1.5mほど広がる株となり，かなり場所を取りました．足元近くに植えていた他の草花は，夏ごろにはすっかり隠されてしまい，小さな花壇には不向きと思います．

台風の時に，根元近くの枝が大きく裂けてしまい，結果的に多くの枝を整理せざるを得なかったです．しかし，それが無くとも，成長時には株全体のバランスを取るために，夏頃までに何度か枝を切り戻しした方が良いと思います．

サルビア・アンソニーパーカーの耐寒性は，日野春ハーブガーデンのカタログ(2004年版)で「-6℃くらいまで」とありました．冬場のマルチングをしっかり行えば，翌年復活することも可能です．

栽培記録
2003年春 日野春ハーブガーデンから苗購入
2003年秋 開花
2012年春 近所の園芸店で開花鉢を購入，花壇に植え付け
2012年秋 開花
2013年春 近所の園芸店で開花鉢を購入，花壇に植え付け
2013年秋 開花