Salvia africana
サルビア・アフリカナ

Salvia africana (syn. Salvia africana-caerulea，サルビア・アフリカナ・カエルレア) は南アフリカの限られた海岸近くの砂丘，あるいは標高400-600mの乾燥した岩山に生えているそうです．

葉は小さめの銀灰葉で，擦ると良い香りがします．鉢植えにしているせいか，背の高さはせいぜい40cmといったところであまり大きくなりません．花の色は薄い青，バイオレット，あるいはピンクまであるそうですが，うちのは淡いviolet-blueです．下唇部には点状の模様があります．ガクには毛がたくさん生えています．

種まきをしてから2年経過して，やっと花が付きました．鉢植えにして冬は屋外で冬越ししました．

なお，このサルビアは，当初リンネ(Linnaeus)によってSalvia africana-caerulea (Linn., Sp. Pl. 26. 1753) とされましたが，国際植物命名規約 (Div.II, Chapt.III, Sect.4, Art.23, Ex.15 参照)により2つの形容詞の組み合わせは正しい種小名と認められず，現在は，Salvia africana (Linn., Sp. Pl. ed. 2:38. 1762) が正しいとされています．ちなみにcaeruleaとは青色のこと表すラテン語です．

栽培記録
2005年春 Seedhuntから種購入，種まき
2007年夏 開花

参考
耐寒性：-6℃，"The New Book of Salvias"より．