草むしりをした．
夏の間，暑さや忙しさを理由にすっかりさぼっていたので，花壇の間の通路は通るのもいやなほどになっていた．花壇の中を回らなると意識も庭からどんどん遠ざかってくる．せっかく秋のサルビアが咲いているのに，写真を撮るのもおっくうに感じてた．
花壇の通行の邪魔をするのは雑草だけでなく，サルビアもだ．花壇から通路に覆いかぶさるようになっている．サルビア・インウォルクラータなどは，一度地面に枝を倒してから，そこに根を張ってもう一度上に伸び上がっている．完全に通路が通せんぼの状態．そんなのをかき分けながら草を抜く．
S. leucantha を中心とした秋のサルビアたち
2003-10-18
雨上がりで草のにおいが強い．時々体に触れると香るパイナップルセージやローズマリーの香りは素晴らしい．だが，草むしりの気分はそれほど素晴らしくもなく，足元を歩く(というか走る)毛虫に何度も遭遇した．今シーズン，庭の木を切ったりするたびに毛虫に両方の腕中をボツボツの真っ赤にされたので，今日は長袖のジャージだ．今までは毛虫を見ても，そのままにしていたが，今日は見つけたらすぐに潰してしまった．
毛虫はいやだが，ミミズは歓迎．最近，庭でミミズをたくさん見るようになった．雨上がりのせいもあるかもしれないけど，ちょっと草を取るとすぐに大きなミミズが出てくる．サルビアが枝を垂らしている下の土はどこも柔らかく，ミミズが必ずといっていいほど出てきた．
この季節，少なくなりつつある花の蜜を求めて虫がたくさん飛んでくる．秋は蝶が多い．サルビアやブッドレアが目当て．モンシロチョウやシジミチョウ，たまに茶色に模様の入ったヒョウ柄の蝶(ヒョウモンチョウというらしい)などが来てる．他には，おなじみの蜂とスズメガだ．写真を撮ろうとするが，次から次へと花を変えるので，なかなか撮れない．結局，蜂とスズメガは諦めた．
花壇の通路の外には，何種類もの生命力のあるサルビアが育っている．これらはこぼれ種で出てきたものや，ランナーで伸びてきたものだ．サルビア・ティリフォリアなどは，もう庭中至るところにある．最初のうちは，抜かないでおいたけど，もう雑草扱い．この秋までにたくさん種を落としたはず．来年もどこかで芽を出すだろう．安心してどんどん抜いてしまう．
秋に咲く赤のサルビアは，夏よりも少し落ち着いた色だ．
なんとなくそう感じる．
一方，青のサルビアは，明らかに色が冴えている．
これはちゃんとした科学的な理由があるのだろうけど，なんだったか．
紅葉なんかと同じで，昼と夜の温度差かな？
S. guaranitica ‘Argentine Skies’にとまる
2003-10-12
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